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自転車ギア比を検討してみた [自転車]

きょうも数字の話なので不本意ですがなるべく正確に。

自転車で走ってて、そのときどきに応じてギアチェンジはするのですが、なかなか面倒ですよね。ほとんどの人にとって。
なぜか速く走るために多段があるというふうに思ってる人が多いようですが、ボク的には脚の回転数を一定にするためにギアを変えるというつもりでやってます。要はラクに、消耗を抑えて走るためにということですね。まあ、結局は速く走るということにつながりますか。そのときのスピードを出すという意味ではなく。

だいたい感覚でやってるわけですけど、一度ちゃんと計算しておこうと思いました。

まずはMTBもどきの方。重い方から順に。
前ギアは48T-38T-28T、の3段。
後ギアは14T-16T-18T-21T-24T-28T(シマノMF-TZ20)の6段。




計算すると次の感じ。
前 後 ギア比
48 14 3.428571429
48 16 3
38 14 2.714285714
48 18 2.666666667
38 16 2.375
48 21 2.285714286
38 18 2.111111111
48 24 2
28 14 2
38 21 1.80952381
28 16 1.75
48 28 1.714285714
38 24 1.583333333
28 18 1.555555556
38 28 1.357142857
28 21 1.333333333
28 24 1.166666667
28 28 1

普段(平坦で無風)ないしは軽い登りや軽い向かい風のときは、前38、後18のギア比約2.1にしようかと考えてます。かなり軽いです。
車重が重いので、これでちょうど快適なくらいかと。
ゆっくり回してもそれなりの距離を稼げるギリギリのところですか。
街なかで人や車が多いところでは後ギアを一段軽くしようと思ってます。
強い向かい風や、そこそこ強い登りなら前ギアを一段軽くしようと思ってます。
車道で速く走りたいときは前ギアを一段重くするつもりですが、この自転車じたい高速に向いてないのでおそらくほとんど使う必要はないでしょう。どうしてもってときだけ。

試した結果、普段走りには38×16=ギア比2.375の方が良さそうでした。上の設定ではサドルの前に降りるとき、発進で乗るとき、軽すぎて体重を支えきれずちょっとだけグラつくことが発生することがあります。それはカッコよくないので(おそらく他の人は気づかないレベルですが、自分で許せない感じ。スーッとスムーズにこなしたい)。ちょっとだけ重くします。
軽い登りでもちと重いですが、短いならそのまま充分登れるし。

ギア比の順でいくときれいに段階を踏むとなかなか複雑なギアチェンジが必要だけど。
実際にはそんなめんどうなことしないので、前38Tならそれはずっとそのままで後ギアだけチェンジしていくことになるのでしょう。ま、それでほとんどコトは足ります。
あるいは、どんな状況のときにはどんなギア比にするかあらかじめ決めておいて、上のギア比から近似する組み合わせを見つけて覚えておいて、その組み合わせで走るようにするか。
「状況」は5種類くらい設定しておいたらだいたいのことには対応できるでしょう。

この自転車でボクの場合は前38Tを標準として、外の一枚と、内の一枚は秘密兵器というか、とっておきというか、切り札的に使いましょう。基本は後輪のギアチェンジだけで。




次は20インチの方。
前は、52T-42Tの2段。
後は、12T-14T-16T-18T-21T-26T-28T(シマノCS-HG20-7)の7段。




計算すると次の感じ。
前 後 ギア比
52 12 4.333333333
52 14 3.714285714
42 12 3.5(フロントディレイラーと干渉し実質的には使えない)
52 16 3.25
42 14 3
52 18 2.888888889
42 16 2.625
52 21 2.476190476
42 18 2.333333333
52 26 2
42 21 2
52 28 1.857142857
42 26 1.615384615
42 28 1.5

全体のバランスは悪くない感じですね。軽い方の1.5は、もう少し軽いギア比も欲しい気もしますが、車重の軽さでカバーできてます。
そう、車重が軽いこともあって最も重いギア比で普段は走ってます。
それで苦にはなりません。小径ですしストップアンドゴーもスムーズ。
一番重いギア比のシングルスピード自転車みたいなもんです。
重量が軽いってのは偉大です。
急坂のときだけ一番軽いギア比にすることもあります。
うーん、2段変速自転車?

40年前のロードレース(草レースレベルですが)では競技でも前2段、後5段がせいぜいでしたからシンプルなもんでした。人によってはシングルスピードでした(ピストではないです、普通車ってこと)し、後5段だけって人も多かったです。
そういうのって単純でいいですねえ。
5段のギアが懐かしいです。正直あれで充分やったなあ。
ま、今のたくさんの枚数のギアを使いこなせてる人なんてほとんどいてないでしょうから、世の99%の自転車のギアは宝の持ち腐れになってるんでしょうね。
ほとんどの人はたぶん、3段でも充分かと。
標準の一段。少し速く走りたいとき用の一段。坂を登るための一段。それだけで。
できることなら、それに超軽い一段もあったら便利かな。

実現はしなさそうですが、車重がひたすら軽く(マッドガード、スタンド付きで8から9キロくらい)、ギア比も軽めの(2から2.5くらいかな)、シングルスピードの自転車を作ってみたいと思ってます。26インチ×1.95インチくらいのタイヤ履かせて。状況には回転数の変化だけで対応する。気楽に安楽に走れて良さそうだなあとか思います。もちろんゆっくり走るための自転車です。
でも、けっこう高くつきそうです。
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