月夜 [うたう]
不自然に月が浮かんでいる。
空にまるくあいた空虚。
世の中をわざとらしく見せている。
だからわざとらしく笑おう。
カラカラこわれてしまうような笑いを。
そこがいいよね。
こんな夜は。
ちょっと冷えびえとして。
顔がリンカクになって。
いるのやらいないのやら。
だれもいないのやら。
ちょっといなくなっているのやら。
お気楽な寒ざむしい夜だよ。
空にまるくあいた空虚。
世の中をわざとらしく見せている。
だからわざとらしく笑おう。
カラカラこわれてしまうような笑いを。
そこがいいよね。
こんな夜は。
ちょっと冷えびえとして。
顔がリンカクになって。
いるのやらいないのやら。
だれもいないのやら。
ちょっといなくなっているのやら。
お気楽な寒ざむしい夜だよ。
三十五年ぶりの手紙 [うたう]
あのころは
たのしかったね
まいにちが
おまつりさわぎで
でも
あたしとあんた
ふたりきりになると
しずかなじかん
こどくなたましいが
であって
こどくで
なくなった
そうおもった
(未完)
たのしかったね
まいにちが
おまつりさわぎで
でも
あたしとあんた
ふたりきりになると
しずかなじかん
こどくなたましいが
であって
こどくで
なくなった
そうおもった
(未完)
春の道カラスが漁る猫の影 #jhaiku [うたう]
うららかな春の日だけど自然の摂理。