ママチャリの設計思想 [自転車]
題名は大層やけど中身はたいしたことありまへん。
なんかええことあらへんかなあと思って手持ちのスポーツサイクル(MTBルック車)をママチャリ化しようといろいろ改造してきてけっこうええとこまできたなあ、とってもラクでかつ安定感抜群の自転車ができたかなあと自己満足。
そんな最近、ごくごく普通でノーブランドでメイドインチャイナで安物でシングルスピードやけどママチャリとしては車重が比較的軽めの一台もらったんで久しぶりに乗ってみたらこれがまあぜんぜんちゃうんやなあ。
「ママチャリってこんなにラクやったんや」とちょっと目ぇむいた。
改造したヤツはええ自転車にはなったし走行性能自体は上やと思うけどなんかなし一味ちゃうとこがあるんやなあ。
で、考えてみた。
仕様としての理由はいろいろあるけどまず同じ自転車ゆうてもとりあえずの設計思想がぜんぜんちゃうんやろうなと思う。
思うにロードバイクあたりに代表されるところのスポーツサイクルゆう連中にとってニンゲンなんてもんはただのエンジン、パーツのひとつにすぎないんではなかろうかと。
で、エンジンとしてのパフォーマンスを少しでも向上させるためニンゲンにはいくばくかの無理を強いているんではなかろうかと。主役はあくまでもマシンの方やから。
まだ肉体が若い間は(あるいは年齢とはかかわらず若さを維持できてる間は)それをしなやかに吸収し無理を無理とも感じないですむんやろうけどトシくって肉体に余裕なくなってあちこちガタもできてくるとその無理がなかなかに厳しい。
一方ママチャリゆうのはニンゲンと少量の荷物を運ぶために作られてる道具であって、ニンゲンを主役としていかにラクに移動させるかが主眼となってるような気がする。
いわば移動する椅子、あるいは極小で開放された居間って感じ。
乗る者に無理はさせない。
ニンゲンをエンジンと扱ってないんで走行性能そのものにはこだわっていない。速度は出えへんし(アシしだいでけっこう速くは走れる)、登りにはちょっと弱い(セッティング次第ではけっこう強くはなる)、向かい風にはもともと意外に強いなあ。まあそういうイレギュラーな走りは想定せず、ご近所(平地)を安楽に移動することに特化してる。とはいうものの走った感じでは平地で80kmくらいまでの距離ならラクラク走れそう。
ともあれ、ママチャリゆうのをかなり見直しました。
一家に一台持っとくといいと思う。オールインワンってのはホンマ便利や。
これからどんどん使っていこう。
2017-10-18 23:13
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