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ボールペンの替芯で好みなのは [文具]

ボールペンの価値の2/3くらいは芯で決まる。かもね?
ごちゃごちゃ書くとわかりにくくなってくるので、まず結論から書いときます。

Tombow リポーター4


この替芯を個人的な1等賞としときます。
ボクが使ってるのはリポーター4 コンパクトですが普通サイズの方もインクは同じやろうと思います。

型番は普通サイズが「BR-CS2」ですね。
コンパクト用のは「BR-SF」。こちらは短かすぎて使いまわし等はまず無理ですね。

油性特有の、書き始めのカスレも気にならない程度で優秀です。
色と書き味、両方が好みです。
黒、赤、青、緑、いずれも少し淡めで好みの色です。最終的にはインクの色で決めました。
好みの芯を好みのボディで使えるといいですね。
普通サイズの方は長さ88ミリなので、三菱uniジェットストリーム多色ペン(87.7ミリ)とか、セーラーのフェアライン(87.7ミリ&88ミリ)なんかとほぼ同じですね。選択の余地はあるでしょう(ただし自己責任でね)。
あ、そうそう。そういえば以前「ボールペンの芯の一覧」的なのを作ってたので、それへのリンクもつけときます。
http://isutabi.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02-1

リポーター4のボディは4色のわりに細いのも魅力(特にコンパクトはグリップにもラバーなどついてないので手帳のペンホルダーに差すとき抵抗なくいけます)。
なので個人的にはそのまま使いたいところ。
インク残量の見える透明なのが便利で実用的。風情はないですが。
ジェットストリームにはインクの減りがわかるボディがなかったかもしれないのでジェットストリーム好きの人はリポーターのボディにそちらの芯を放り込んで使うのもアリですね(自己責任で)。

さて、もちろんこの判定も今のところという保留つきやし、あくまでも相対的にということで。
人によって好みはまったく異なるでしょうから、あれこれ使ってみて自分で合うのを探すしかないんですけど、いいのを見つけるまでがなかなかたいへん。

で、とりあえず結論を出したのであとはごちゃごちゃ書いていきます。
ゲルインク、水性インクのは書きやすいですがすぐインク切れになってしまうのでここでは考えません。
ハイテックCコレトの芯なんかは一日で一本使い切ってしまったことがある・・・

世間では今、低粘度のインクが幅をきかせてますね。
個人的には全体にスラスラすぎてちょっと好みではないです。
書き始めのカスレは全くといっていいくらいありません。その点ではストレスないですね。
個体による当たり外れもあまりなく品質が安定しているジャンルだと思います。

中ではuniのジェッストリーム芯が現チャンピオンって感じあります。
多色ペンなら4色使えますが少し芯が短いです。
スタイルフィット用なら長い芯で黒、赤、青が使えます。青と緑はあまり使用頻度高くないのでゲルインクを入れてもいいでしょう。
色が濃すぎるのとスラスラ書けすぎるのとで好みからはずれてます。が、天下を取っているだけあって芯を入手しやすいので保険の意味もこめて多色ペンなど持っとくと便利でしょう。

他ではPILOTのアクロボール、ZEBRAのエマルジョンインク(スラリ)、ぺんてるのビクーニャあたりが代表的でしょうか?
その中でもジェットストリームが安定感も書き味もちょっと頭抜けてる感じです。

アクロボールはいいんやけど紙によっては書いて期間を置くとにじんできて裏抜けすることがありました。具体的に言うとトラベラーズノートの軽量紙リフィルで。
また、ダマができることもありました。改良されている可能性はありますが。
ボディが手に合うと長文を書くとき疲れにくそうな感じです。

エマルジョンインク(スラリ)は色のバリエーションが豊富でプレフィールのボディを使えば選び放題です。なかでも緑とライトブルーは好みの色でよく使います。でも書き味が少し好みでない。

ビクーニャはわりどダマができやすい。
また、ときおりインク漏れが発生するみたいです。見たことがあります。今は改良されている可能性もありますが胸ポケットなんかに差しとくのは危険かもしれないので現在は使ってません。

低粘度以外では・・・

OHTOのニードルポイントが大好きです。書いてる感じは一番好みです。
ただ、書き始めのカスレがわりと大きく1等賞にしにくい。摩擦の高い紙を一枚手帖にはさんでてそれに無駄書きして出るようになってから使ってます。
当たり外れはけっこうあり、当たりの個体だとカスレは気になりません。
欠点は小さいですがこういうのって小さなことがけっこう大事なんですよねえ。

PARKERの芯は金属のガワで、ボディなしでもペンとして書くことができますね。やらないけど。
いろんなペンに互換芯が入ってるし世界標準と言えるでしょう。ゆえにいろんなメーカーのを使い比べることが可能。でも今のところ本家も含めてとりたてて好きというわけではありません。
とはいうものの、少なくとも本家は高レベルでの安定感あります。当たり外れは感じません。
持っていてソンはないでしょう。一本は持っておきたい。
純正の芯はけっこう高いですが、互換芯の中には比較的リーズナブルなのもあります。
互換ペンの中ではステッドラーのエランスが好きです。

ZEBRAのSK-0.7芯も嫌いではないです。すごくノーマルって感じ。
書き始めのカスレはあまりありません。
クリップオンなんかで使われてる芯ですね。コンビニでも手にいれやすい。
あまりにも普通すぎるのと、青と緑の色がちょっと好みとちがうので一番にはできなかったです。
あと、芯の長さが中途半端で他と使いまわしがしにくいというのも欠点ではあります。
ジェットストリーム多色より少し長いですが切ったら代わりに使えます(自己責任でね)。
当たり外れはちょっぴりだけあります。経験では赤色で最後まで書けないことがごく稀にあります。

替芯たちの写真載せてもなあと思ったので今回は写真なしです。
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トラベラーズノートの下敷 [文具]

トラベラーズノートは毎年、次の年用の下敷を出します。
今年も2017用のが出ました。
IMG_20161218_161317.jpg
正直、トラベラーズノートには下敷なんてなくてもかまわないんですがけっこうデキがよく、他の手帖や用途で使えたりします。

写真の右2枚が今回入手した分で、他のは過去の分です。
後日一枚ずつ写してここに入れておこうかとも思います。

普通サイズとパスポートサイズでばデザインが異なるというのはなかなか芸が細かい。
ボクのメインは普通サイズなんでそちらの方が枚数多いです。
昨年は出会えず手に入れられませんでしたが。
今年はネットで強引に入手しました。送料の方が高くついたらイヤやなと思いましたがメール便とかでそこまでにはなりませんでした。よかった。
といっても単価の安い商品なので送料率は高いです。

来年用のはトラベラーズノート10周年のアニバーサリーのようですね。
ボクが普通サイズの方を使い始めてから5〜6年なので半分以上つきあってることになります。
もっと早くこの手帖の存在に気づければよかったなあと思います。

元々、長年愛用してたダイゴーのハンディピックという手帖のリフィルが行きつけの文具屋からなくなったので代わりを探してるうちに出会って一目惚れして使い始めたのです。
リフィルの入手しにくさはハンディピック以上なので本末転倒です。
でも、行きつけの文具屋には置いてたし・・・なんてアンバランスな品揃え。
ちなみにハンディピックのリフィルは近場で他の文具屋にありましたので2年のブランクを経て相変わらず愛用してます。ボクのおしごと用にはこっちの方が便利ではあります。
工夫すればトラベラーズノートでも大丈夫ですが。
まあ、ホントはひとつにまとめた方が効率的なんでしょうけど、トラベラーズノートをおしごとには使いたくないという気分もそこはかとなくあります。
この手帖には浮世離れした雰囲気を保持しておいてほしいという感じ。

パスポートサイズは普通サイズの1年ほど後から使いはじめました。普通サイズのリフィル冊数が増え異常に分厚くなってしまったので役割分担させるために。最初はおしごと用でした。おしごとにはポケットに入る方がよかったので。

ところで、下敷の方はいつまで買いつづけてもしかたないので節目のこの辺で買うのをやめてもいいかも。
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トラベラーズノート・パスポートサイズ・キャメル購入 [文具]

2〜3ヶ月に一度くらいは寄る文具屋で、そのとき必要だったタイプのペンを購入したとき、トラベラーズノートのキャメル色のがあるのに気づきました。
これはたしか以前、期間限定で販売されてた色。
とうとう一度もお目にかかれないまま終わりました。
それとまったく同じ色かどうかはわかりません。
スターフェリーとのコラボレーションの似たような色のは連れ合いの誕生日にプレゼントしましたが。これは革に裏地のようなものがあったような。普通のトラベラーズとは異なる感じでした。

元々こういう色の方が好みなので、最初からあればその色を買ってたでしょう。
が、ボクが購入した当時は、黒色と茶色(焦茶色?)しかありませんでした。
今回かなり気を惹かれてました。

この文具屋は誕生日になるとその月だけ使える500円の金券(といってもプリントごっこで印刷したようなハガキですが)をお得意さんに送ってくれます。ボクもどうやらお得意さんらしいです。今年もハガキが送られてきました。

ではまあこれを利用してトラベラーズ買ってみようかとなりました。
完全にお店の思惑にはまってますが。
まあ、定年祝いということで自分自身への贈り物と考えましょ。

サイズは・・・大きいサイズの方は今使ってる茶色のがあるのでそれでいい。
パスポートサイズは前使ってましたが、今は持ってないのでこのサイズでいいでしょう。
ということで買ってきました。
希望よりは少し茶色い感じです。もうちょっと白っぽい方がいいのですが。
2016-11-12 15.13.41.jpg
来年の日記用とお仕事用の手帖はすでに他で用意しているのでトラベラーズノートにはもっと別のことを書いていくことになるでしょう。何を書こうかけっこうワクワクしてます。
文字を手で紙に書くことで生きてることを実感してるようなところもあるので、ナンボでも書くことは見つけることができます。手帖の雰囲気に合ったようなことを書きたいものです。

個人的に、手帖はセクション(方眼)の入っているものを使います。
でもトラベラーズノートではフリーメモや項目の多い何かに使おうとするとき「軽量紙」も多用します。
今回のでは軽量紙を使うようなことをと考えてますが。
とりあえずは以前使ってたパスポートサイズに入ってたリフィルを入れときましょう。

キャメルは経年変化がはっきり見えそうで、革がうまく育ってくれるとさらに書くのが愉しくなりそうです。

多機能・多色ボールペン 一本だけ持つなら [文具]

前に単色ボールペンの唯一を考えましたが、今回は多機能・多色ボールペンについて検討しました。ずっと以前から考え続けてはいますが決め手に欠けるところがありました。

多機能ペンとは概ね多色にシャープペンがプラスされているものになります。なので多機能も多色もほぼ同じものと言えるでしょう(シャープ以外の何かがついている場合もあります)。

このタイプのボクの用途はお仕事のためです。それもミエハリが必要な場合ではなく純粋な作業用とでもいいますか。
黒赤青緑が必要です。
黒は普通に書く色、赤は注意事項、青は決定事項、緑は個人的な何か。と、色で分けています。

結論から書くと、セーラーのフェアライン6にしました。

6色ボールペンです。
黒、赤、青、緑、桃、オレンジです。
オレンジはちょっと茶色がかっている感じです。
ノック部分に色がついておりこれは変更できません。
安価ですが売ってる店が少なく出会えるまでにかなりの期間を要しました。
愛想もこいそもないペンですが用途的にそれでいいです。

選んだ理由は・・・

・透明ボディでインクの減りが見える。地味に便利です。

・ボクの手は小さいですがなぜか太いペンを書きやすく感じ、ちょうどいいボディの太さです。

・替え芯のサイズがuniジェットストリーム多色とほぼ同じです。ゆえに交換の折、黒赤青緑に関してはジェットストリームを使えます。これけっこう大きいです。
オリジナル芯も特に性能に問題はありません。スムーズにインクが出ます。
でもジェットストリーム多色でなくわざわざフェアライン6にしたのは・・・

・ジェットストリーム多色より少し長いZEBRAクリップオンの芯もそのまま使えるからです。SK-0.7ですね。短く切らないでも使えます。下の写真の感じでかなり多めにペン先が出ますが書く分に不都合はありません。中で絡まる(干渉しあう)こともありません。おそらくボディ先っぽのスペースが広いのでしょう。SK-0.7芯はなぜか手に入ることが多く、手元でダブついてるんでありがたいです。


・ちなみに、無印良品多色ペンの芯も使えます。あちらの芯は少し細いのですが内径とペン先は同じ太さのようで使うに問題はありません。でも逆に無印良品のボディに他の普通の芯を入れようとしたらバネが壊れます。壊しました。それがなければ無印良品のペンでもかまわなかったんですけど。
オレンジとピンクは使用頻度の少ない色で替芯のことを考える必要はなさそうですがもし交換するなら無印良品多色ペンのでもいいでしょう。無印の方が入手楽なので。特にオレンジはフェアラインオリジナルは茶色に近いし。

・ただ、ボディが太すぎ手帳のお供にはしにくい。クリップだけを挿し込むカタチでも収まりわるいです。挿せるのは手持ちのではほぼ日手帳のカバーくらいか。バッグなどに入れておくということになるでしょう。





どれにしようか最後まで悩んでいた他の数本は・・・

・ピュアモルト=ジェットストリーム4+1。風格あります。ボディの太さも好みです。上のフェアラインと同じくらい太く、かつ重いので小型の手帳にセットするには向いてません。

・クリップオンスリム4色。手帳に便利。

・クリップオンマルチ2000。クリップオンの中ではいくらか高級感あります。

・スタイルフィット5色ボディに黒赤青緑プラスあったら便利なもう一色。黒と赤はジェットストリーム芯。青と緑はZEBRAのリフィル型多機能ペンのプレフィール用エマルジョンEK芯(青はプレフィールのライトブルー)の色合が好みなのでそちらを。
使える芯の多い長さなのでさまざまなメーカーの芯を楽しめます。




これを書いた後、トンボの「リポーターコンパクト」を入手しました。小さい手帳にセットしやすい4色ペンを探して。ボクがよく行く数軒の文具屋でも一軒だけ扱っていた店がありましたので前から存在は知っていました。ただ、替芯がとても短いので使う気になれずスルーしていました。が、用途上仕方なく。

で、結果的にかなり気に入ってます。今(2016年10月下旬)ではメインで使っているくらい。

短いので一見太そうでしたが、クリップオンスリム4色とほぼ同じくらいの細さで、かつグリップにシリコンやゴムがついていないので手帳のペンホルダーにとても差し込みやすいです。
小ささも愛着に変わりつつあります。

同時に比較したのにBICの4色ボールペンの短いタイプがあり、そちらの方がボディの径は細いくらいでしたが、今のところBICの替芯を安定して入手できるルートを見つけてないのであきらめました。透明ボディでないし(あくまでも機能優先で考えると透明ボディというのはけっこう大きな要素です、個人的には)。




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ボールペン、一本だけ持つなら? [文具]

生来の文具好きで、あれこれ手を出し、ふだん使うことのない連中も増えてきました。ここらで整理しなけりゃねとつらつら思ってます。実際に減らすことができるかどうか疑問はありますが。

とりあえずそれぞれのジャンルで「これひとつだけ」持つなら何になるかということを考えてます。

今回はその単色ボールペン編。
要するに標準で普通に使うペンということになります。
インクの色は黒とします。この辺は人によってブルーやブルーブラックが標準の人もいると思います。それによってペン本体が違うこともあるでしょう。

条件としては持ち歩いてる手帖のペンホルダーに入るという一点。
手帖の方も「これひとつだけ」を考えてる途中ですがとりあえずはハンディピックに使えるハンドメイド革製カバーのホルダーを念頭に。これに入ればまあたいがいのペンホルダーに入るだろうと。

で、結論から言うと・・・
ステッドラー「エランス」。そのコーヒーカラーシリーズ4色のうちブロンズにしました。

http://www.staedtler.jp/new_products/elance4213c/

理由としては・・・
・全体に「ゆるい」大雑把な雰囲気。ラク〜に使える気分。
・でもしっかりとしたデキではある。
・クリップもゆるめで革製手帖カバーのホルダーを傷めない。
・軽い。手帖のお供にはやっぱり軽さは大切。
・手にそぐう太さ。
・パーカー互換芯。世界中で入手可能。かついろんなメーカーが出している。
・オリジナル芯だって充分書きやすい。書き出しのカスレもあまりないし。
  ・替芯は最初から入ってる芯と異なる金属ケース。
・安価。壊れてもすぐ買い替えられる。雑に扱えます。
・替芯も安価。本家パーカーよりはずっと。
・ボディの色が好み。カッパーの色を探してて行き着きました。エランスはデザインのバリエーションが多いですが好みなのはコーヒーカラーシリーズくらい。

だいたいそんな感じ。
いちばん大きいのは愛着持てるってことなんですこどね、やっぱり。

芯のボール径は0.7ミリですが、日本製の0.7ミリより少し太い感じがしないでもないです。
小さい字を書くタイプなのでその点では0.5ミリの方が向いてるかもしれませんが、ボールペンは0.7ミリ径がいちばん安定性は高いように思えます。経験上0.5ミリだとジェットストリームですら個体によってはうまくインクが出ないことがあるようです。

対抗馬だったのは・・・
・パーカー IM。
・三菱 ピュアモルト。
・オート 竹軸ボールペン。
・パイロット タイムライン 木製グリップ。
あたりでした。

最後まで争ったのはオートの竹軸ボールペン。これもエランスに匹敵する安さです。
書いてる感触はとても好き。いつもより倍、字がきれいに見えます。
でも書き出しのカスレが気になるのと替芯の入手が難しくはないがどこでもというわけではないってとこでマイナスとなりました。

エランスは全体のバランスで決めました。
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理想の手帖 [文具]

数年前、アール・ブリュットの作品でとても琴線に触れるのを見た。
ただひたすら文字をさまざまなカタチで記述してて、それがものすごい量で、全体としては感嘆するしかない「作品」となっていた。
当人は作品を創るという感覚はなく、書くことが生きることというふうだったのだろうと思う。
みた瞬間、これが理想の手帖のありようだなあと思った。
なんとか近づけたいと思うのだけど凡人たるボクにはとても難しい。真似ようとすると作為的になって美しさなんてカケラもなくなってしまうし。

以前はアウトサイダー・アートとか言ってたと思いますが、今はあまり聞かなくなりました。
ちなみにアール・ブリュットって「生の芸術」って訳すみたいで、これといって芸術の教育を受けてない人のアートってことのようで、障害のある人の芸術ってわけでもないんですね。
アンリ・ルソーなんかもそういうことになるんでしょうか。ボクにだって資格はあるわけや。

てなことを書いてるうちに、以前にも同じようなことを書いた記憶が・・・
このブログ内を検索してみたら戸來貴規さんのことを書いたのがありました。上の理想の手帖はこの方の作品のことだったようですね。
個人的によっぽど印象が強かったんでしょう。

2009年に書いたものやったんでもう6年たつわけか。結局カケラもマネできてへんし、ボクには無理なんでしょう。

まず、徹底できてない。
それから、他者に(あるいは後の自分に)伝わらなアカンという先入観念から離れられへん。要は文字というものの機能を捨てきれてへん。
数日前に書いた手帖の発想のもとはコレやったんかと今気づいた。

形だけは少しマネたわけなんやなあ。

せめてありようだけでも近寄りたいもんです。
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死ぬまで使う手帖 [文具]


今日はずっと使うであろう手帖を。

3つ並んでますが、一番右の黒いのが主役。
手製です。
と言ってもコンビニでもどこででも手に入るB7サイズのメモパッドに穴を一つ開けて、革ではさんでリングで綴じただけのもんです。
恐ろしいのは、その革がトラベラーズノート・パスポートサイズのものってこと。
うまい具合に手に馴染んできてたのでバッサリ切ってカバーにしました。後悔するやろなと思ってましたが、意外に使い勝手がよくて特にそれはなかったです。
とはいえ、どちらかといえば普通サイズのトラベラーズノートの方がメインで、パスポートサイズの方は次第に使わなくなっていて、このまま使わなくなりそう・・・という事情がなかったらとてもできへんかったけど。
コンセプトは、「必要なすべての情報を常に持ち歩こう!!」です。紙の手帖でそれを可能にするためには少なくとも400〜500枚くらいは必要かなあと思いますが、それが可能な数少ない手段かと。

そもそもそんな気になったのは、一番左のヤツ、ミドリの「Grain」を使ったらけっこう良くて、これで用紙の入れ替えとかできたらええのになあと思ったことでした。

で、そういうのを探し回ってハンズで見つけたのが真ん中の、LIFEの「革カバー付き情報カード」。
そう、これは5×3の情報カードに一穴あけて革カバーを付けてリングで綴じたもの。
メモや手帖として記入し、後から情報カードとして整理できるという優れもの。
便利なんで今でもちゃんと使ってます。
ただ、折り返して書くことができないのと(胸ポケットにジョッターと数枚のカード入れて使ってもいい)、情報カードなんで紙が分厚くあんまり枚数を入れることができない(と言っても200枚くらいは入れられる?)ことと、後でカードとして使うつもりなら基本片面のみに記述しとかないとアカンという欠点?がありました。
それを解消すべく考えたのが、右の黒いの。

カバーは贅沢ですが、ランニングコストは非常に低い。
なので、あれこれ思いつくまま試してみることが可能。
紙も薄いのでたくさん詰められる。
薄いので穴が裂けてしまったりしますが、必要なら穴補強シールを貼ってます。
トラベラーズノートを流用なんてとてもオススメはできませんが、なるべく分厚い革を買ってきて作るのは簡単なので、こういう適当なアイテムが好きならやってみるのも面白いかも。

最後まで使いそうなボールペン [文具]

いろいろボールペンは使ってきたけれどこれはずっと使うやろなってのが自然と絞り込まれてきてるようです。

真ん中のペンケースの右側が普段持ち歩き用のペンで、左側が「この一本」候補です。

右から
PILOT「フリクションボールビズ」
uni「スタイルフィット 5色ボディ」
ペンケース
OHTO「竹軸ボールペン」
PARKER「IM」

PILOT「フリクションボール・ビズ」
中に入ってるのはフリクションポイントの芯です。カッパーのボディが欲しかったので「ボール」の方を買いました。
消せるペンはひとつはないと困ります。シャープペンよりくっきり書けるのでこちらを。

uni「スタイルフィット 5色ボディ」
これはドナルドダック仕様ですね。
中に入ってるのは、シャープペン、黒(ジェットストリーム0.5ミリ)、赤(ジェットストリーム0.7ミリ)、ライトブルー(プレフィール用エマルジョンインキ0.7ミリ)、緑(プレフィール用エマルジョンインキ)。
フリクションもともに持ち歩いてるので、シャープペンの代わりに黒ジェットストリームの1.0ミリを入れてもいいかも。その太さなにかと便利です。
98ミリ超のこの長さは替芯の層が厚いあたりで、いろんなメーカーのいろんなタイプのを使うことができるので楽しいです。
ゆえに普段使いにしておきたい。

ペンケース挟んで
(上の2本とその替芯をペンケースに入れてます)、

OHTO「竹軸ボールペン」
これが今のとこ個人的ナンバーワンのボールペンです。書き始めのインクの出にくさはありますが、書き始めたら最も書きやすいペンです。あくまでも個人的にです。
芯はニードルポイント0.5ミリです。

PARKER「IM」
上記竹軸ボールペンは、替芯が手に入りにくいです。なので、世界中どこででも芯をゲットできるPARKERひとつは持っておきたい。ということで、これは予備用です。
PARKERのインクは長期間ほっぽりっぱなしにしてても大丈夫という話も聞きますし。




じつは、上のスタイルフィットをクリップオンスリム4色にしたものも考えてました。その場合は下の写真ですね。

圧倒的な安定感、価格の安さ、軽さ、4色なのにこの細さ、ボディ・替芯ともに入手のしやすさ。
すごく使い勝手がよくて、持ち歩きには最適と思います。
でも今回は替芯使いまわしやすい楽しさを取りました。

フリクションボール使いはじめてみました [文具]

なんとなく敬遠してたのだけど、使ってみました。消せるボールペン。

image-20130123235118.png

悪くはない。
ここちよいとすら言える。

でもすべてをゆだねる気にはなれない。
もちろんおそらく保存性が悪いということはある。

でもそれよりも。

「消せる」というとりかえしのきくところが不満足なのかもしれない。
際限なく消し続けそうだ。

でもとにかく。
便利だ。

多機能ペン・多色ペン選び [文具]

多機能ペンにも(USBメモリ内蔵とか)いろいろあるんやろけど、多くはシャープペンとボールペン数色が一本になっているものということでええんかなと思います。
その手のをいくつか試してみてます。
多機能ペンをと思ったのは、これだけあれば他にペンはいらん、ってことにしたかったから。万年筆なんかの半ば趣味的なのは別にして、あくまでも機能としてってことやけど。
ボクならおおむね手帖とセットで使うことになります。モレスキンかトラベラーズノートといっしょに使いたい。ということで、機能を追求と言いつつやっぱ、愛着は抱けないと、ね。

候補として選んだのは以下の通り。店頭で手に取って選びました。
下の写真左から・・・

■ぺんてるビクーニャ 多機能ペン(0.5ミリ油性2色+シャープペン)
■ぺんてるビクーニャ 多色ペン(3色)
■ゼブラ クリップ-オン マルチ2000
■uni JETSTREAM4+1(ボールペン0.5ミリのタイプ)
■PILOT Dr.グリップ4+1
■uni STYLEFITマイスター
■ゼブラ プレフィール(は下に追加)

image-20121027111853.png

image-20121027111910.png

【ボディ】
買うときの動機も、モノとしての愛着も、ボディによって発生するンやろうと思います。
せやから、使っているうちに痛んでくるその痛み方とかそんなあたりもけっこう大事かもしれへんとも。

見た目。
とりあえず機能とは別の話。

どんなペンを使うか。
それは一種の表現。
自分が自分に対して抱いているイメージをあらわす。
こうあろうとする目標でもある。
どんなモノでもそうやけど。
ペンのボディはあなただ。私だ。
だから直感だけで選びたい。

トラベラーズノートなんかはそう選びました。
店頭で見た瞬間惚れた。
そしてこの手帖が似合うようになりたいと思ったのでした。
この手帖にふさわしい使い方を探したいとも。

とはいえ。
多機能ペンみたいな、こだわりと無縁そうな、機能優先なアイテムで、そんなたいそうなこと考えてもねえ・・・とは思います(だからこそ、という面もあるけど)。
しかも、候補にした連中はどれも似ている。
どうしてもちょっとズングリしてしまう。
機能を詰め込んだらそうなる。
選びようもなくて、ちょっと困る。
ビクーニャは3本しか入らないのでいくらかスマート。

■ビクーニャ

他のとはちょっと雰囲気の違うペンです。
細いです。
軽いです。
最初は安っぽく見えたけど、よく見るとけっこう凝ったつくり。
持った感じも案外にしっかりしています。
重心はグリップ部分が若干重めなのでいくらか下方にあるでしょう。
ノック部分もしっかり留まり、ショックで芯が引っこんでしまうということは少なそう。他のはわりと発生する。
けっこう気に入りました。

■クリップオン
クリップオンじたいは、今回のマルチ2000の弟分みたいなプラ製の安いのをもう10年くらい買い替えながら使ってました。
壊れたらコンビニで仕入れる。
クリップ部分が折れて捨てることが多い。
手帖にセットするのでクリップなくなると使えないから。
まあ、使い捨て感覚でした。

マルチ2000はその名の通り2000円。
候補の中では最も高価。
見た感じ、なんでそんなにするん!?と思ってしまう。
でも、Amazonで700円くらいになってたので買いました。
定価のままではちょっと買う気になれなかった。
いずれにせよ、さすがに、これは使い捨てできない。

クリップオンの特徴は洗濯バサミみたいなクリップ。
ここが、マルチ2000では金属製。プラ製に比べて長持ちする(かもし れない、逆に粘りが小さいので脆いかもしれない。長持ちしてくれたらいいなあ)。
安いのに較べてマルチ2000のクリップはちとゆるめ。カッターシャツの胸ポケットに刺していると簡単に落っこちそうです。
それは欠点ではあるのだけど、手帖の表紙なんかに留めとくにはむしろちょうどいい。
トラベラーズノートみたいにペン差しのない手帖には便利。オプションのペン差しは売ってるけど、あれはあんまり使いたくない代物で。
また、今仕事用にはDAIGOのハンディピックという愛想のない手帖を使ってるけど、長いこと使うてるんで、ペン差し部分がヘタって、キツいヤツ刺すとちぎれそうやから、やっぱりこのくらいゆるいのがちょうどいい。

お尻の消しゴムのカバーがネジ式になってるのて紛失しにくい(かもしれない)。

グリップ=握る部分は(たぶん)金属やけど、材質による重心の偏りはないもよう。個人的には書きやすい。

買ってまだ数ヶ月やなんやけど、乱暴な使い方してるし、どこにでも持ってってるので、すでにわりと傷んでる。その傷のつき方も嫌いじゃない。ずっと使ってたら愛着わいてきそうです。
ゆえに最終的にはこれになるような気もしてます。

ただ、基本の芯が0.7ミリ。
雑に書くには向いてますが、0.5ミリであってほしかった。
現在は、細いペン先が必要なときはOHTOのニードルポイントを使ってます(なかなか手に入りにくいのだけど、たまたま近所に取り扱ってる店があるので年に1〜2度補充してます)。

・・・関係ないけど、トラベラーズノートの仲間の「ブラスボールペン」の芯もニードルポインなんやけど、その店でもこれに合う替芯は見つからない。どこで手に入るんやろう?まだ扱ってる店に出会えてない・・・。じつのところ、ブラスボールペンの替芯手に入れることができるようになったらボールペンはそれだけでもええんやけどなあ。

■JETSTREAM4+1

シャープとボールペン4色。
グリップはラバーで覆われて太い。個人的にラバーグリップは好みでないのでたぶん選ばない。
また、ラバーで隠れてる部分はたぶん金属で、重め。ボディ全体の重心はかなり下に寄っている。向いている人には書きやすいと思われます。

いろいろカッチリできていて、使うのは快適です。

ノック部分もしっかりしていて思いがけなく芯が引っ込んでしまうということはなさそう。

ペンとしてのデキは、候補の中ではいちばんいいのではないでしょうか。
ただ、全体に重いので、手帖にひっかけておくとブラブラしてペンホルダーが危険です。

■Dr.グリップ4+1

上記ジェットストリームと似たような形。
仕様も近い。
グリップの、ラバーの下はやはりおそらく金属で重め。重心も低い。
やはり手帖にひっかけておくとブラブラします。
価格もほぼ同じ。
どっちを選ぶかは、メーカーに対する愛着とか、芯との相性ということになるでしょう。

■STYLEFIT

候補のボディはSTYLEFITの中でも「マイスター」。シリーズの高い方から2番目ですか。

比較的軽いので手帖のペンホルダーにも無理がかかりにくそうです。

5色入れられる。
ひとつはシャープにしてもいい。消しゴムもついてるし、ボディの機構はシャープに対応している。

マイスターとは大層な名前ですがやはり安っぽいです。ステイタスを求める人には物足りないかと。

ボディ中央は、芯を見ることができるように透明になってるのだけど、そこんとこ少しガタツキ感があり、気になる人には気になるかも?

また、色が、個人的にはちょっと・・・って感じ。
耐えられるのは黒色のヤツだけかな。

マ イスターでない安いボディはさらに軽いんやけど、ノック部分の引っ掛かりが弱く、ちょっとしたショックですぐ芯が引っ込んでしまう臆病もんです。これが わりとイラつきのもとになりがち。
マイスターでも、マシではありますが、その傾向が残ってます。
ドスン、カチッと引っ込む。
じつは元々スタイルフィットでいこうと思ってたんやけど、この欠点があるんで他のボディを探しはじめたしだいで。

■プレフィール

安価な分やはり安っぽいですが、メリットもあります。

4色用までしか、いまのところないようですが、その分いくらか細いです。
また軽いです。手帖のお供にゃわるくない。

重心の偏りはないでしょう。

あと、グリップ部分が透明やからインク残量がわかりやすい。

スタイルフィットに比べれば、ノック部分はしっかりできていて、多少雑に扱っても芯が引っ込んだりしにくいです。

総じて見たら、機能的にはけっこういいんやなあ、これが。

愛着はわきにくそうですが。でも、限定デザインのボディも出たのでいくらかマシになったかも。

消しゴムは内蔵されてませんが、ボディの仕組み自体はシャープペン対応済。

クリップは、ZEBRAお得意の、クリップオンと同じ洗濯バサミ的な機構になってます。
前述の手帖、ハンディピックには今こいつをセットして使ってます。

【替芯】

ボールペンはまず替芯。
書き味そのものやもんね。

個人的な好みで水性やゲルインクは選ばない。油性のみでいこう。

手に入れやすいこともポイントやけど、今回の候補で手に入れにくいのはなさそう。

■ビクーニャ

「世界で一番粘度が低い油性インク」らしい。
たしかにサラサラなんやけど、店頭でけっこう漏れてます漏れてます。大丈夫?
カッターシャツの胸ポケットに刺しっぱなしは怖いなあ・・・

あと、指紋なんかにはじかれることあり。サラサラすぎるンかも?

インクの色は濃いデス。個人的には嫌いじゃない色。

書き味じたいは好きです。少しカリカリしたとこあり、それがわりと快感。

候補の中ではちょっと手に入れにくい芯かもしれない。

■クリップ-オン(以下クリップオン)

SK-0.7芯。きわめてノーマルな芯。

個人的には0.7ミリはちと太い。0.5ミリが欲しい。

インク色はいまいち面白みがない感じ。安っぽいかもね。

書き味は、いくらかねっとりしていて重いです。強目の筆圧がいいでしょう。

安定感はとてもあります。
タフな雰囲気も。

唯一、赤色がかなり減った状態のとき、なんでかわからへんけど、特定の紙で滑る感じになって書きにくいことがわりと発生。
他の色では起こってません。赤だけ。

コンビニでもかなりの確率で芯は手に入る。って、クリップオンの安物の4色ペン本体を買うってことなんやけど。

■JETSTREAM4+1(以下ジェットストリーム)
いろんな人に感想聞いたら、この芯の評価が高い。
たしかに、スラスラ書きやすく、色もくっきりしており、不満あらへんですね。
インクかすもほとんど出ない。
ほぼ完璧な芯と言えるでしょう。

ただ、紙によって(あるいは運によっては)滑って書きにくくなることもあった。とくに買ったばかりの頃。

とは言え、とりあえず、これをメインに考えれば問題ないとは思った。
後述のスタイルフィットも同じ性能の芯らしいので、そっちでも可。

店頭になくても、店員に言ったらまず手に入るでしょう。

■Dr.グリップ

入手したのは0.5ミリのやけど、これは後でどうにでもなるでしょう。

ノーマルな感じの芯です。
色はちと薄めか?でも、わりとキレイな色かな。人によってはこれくらいがちょうどいい色でしょう。

特になんの問題もなし。

■STYLEFIT(以下スタイルフィット)

ジェットストリームの芯と同じらしい。ただ、長さが違う。こちらの方がかなり長い。

芯をいろいろ差し替えて使えるのがウリやから、だいたいの文具屋で手に入る。うまくいけば、コンビニでも置いてるとこあり。

この芯(油性のみ)を使う方向で考えていけば便利なのではないでしょうか。

■プレフィール

油性を、ということでSurariかジムノックやけど、ここは色の豊富さ、美しさでSurari(エマルジョンインク)を念頭に。

これも粘度が低いインクらしいけど漏れはさほど心配なさそう。

書き味はいいです。
前述のプレフィールにわりと似たカリカリした感じあり、ボクはきらいじゃない。

インクかすはそれなりに出る。
紙への浸透力がけっこうあり、(紙によっては)裏抜けがキツいこともあります。

油性で0.3ミリがあるのは珍しいか?
使ってみると針の先で書いてるような感覚やけど、今ンところインクも問題なく出てる。いいんじゃないでしょうか。

今回試したインクでは、ノーマル緑が少しだけ草色っぽくて好みです。

ZEBRAにおけるスタイルフィットってとこなので、手にいれやすいです。

最近やっとボディも手にいれたので写真を追加。

【替芯の使い回し】

じつは、これがけっこう重要なポイントやと、個人的には思ってます。
好みのボディに、好みの芯を入れて使えればええんやけどなあ、と。

候補の中では、スタイルフィットとビクーニャとDr.グリップとプレフィールはほぼ芯の長さがいっしょ。
使いまわしできそうです。
まあ、同じくらいの長さのを選んで候補にしたというわけですが。
で、試してみました。

■プレフィール

結論的には、プレフィールのボディだけ他のを使うのは無理でした。ゆるすぎました。
この手のは、バネの奥の突起に芯の穴をはめるようになっているみたいですが、プレフィールボディの突起は細いようで、他のどのペンの芯もゆるゆるです。もちろんやりようはあるでしょうが、あまり改造はしたくないので。

だいたい相互に使えるようです。
ちょっと固い、ゆるいはありますがなんとか。
どれかお気に入りのボディにお気に入りの芯をセットして使うことはできそうです。
スタイルフィットの芯と、プレフィールの芯が使えるとなると、けっこうバリエーションはありますね。
プレフィールの芯を他のにセットしたら、芯の穴が広がるからか、もう一度プレフィールに戻そうとするとゆるくなって戻しにくいです。

■クリップオンとジェットストリーム4+1

ジェットストリームのほうが気持ち短い。
ゆえにクリップオンの芯をジェットストリームで使うことならできそう。
無理にそのままでも使えるかもしれませんが、ちと気持ち悪いので、ほんのちょっとだけカッターで芯のお尻を切ったらいいでしょう。
ただし、切ってしまうと元には戻せません。
ジェットストリーム芯をクリップオンに入れることも可能ではありますが、先っぽがかすかに覗くという感じで、実用にはちょっと・・・
クリップオンにPILOTのHI-TEC-Cコレトの芯を少し切って入れることは、できないでもなさそうですが、油性じゃないしなあ。同じZEBRAのSK-0.4芯(タプリグリップなど用)を入れるのが良さそうですが、ちょっと入手はしにくいか?たぶん難しくはないけど。

ま、候補の中では、こんな感じでしょうか。
とりあえずスタイルフィットを1本持ってたらいろんな芯を楽しめそうですね。

ただ、使いまわしは(当然ながら)メーカーの推奨しないことであり、たしかにいくらか無理をすることにはなるので、壊れやすくもなるでしょう。
もし壊れたとしても、自己責任だとボクは覚悟してやってます。
ゆえに正直、あまりお奨めはしないです。

【結論】
ボディが一番気に入ったのはクリップオンマルチ2000。
次にビクーニャ。

芯が一番気に入ったのはスタイルフィットの油性(ジェットストリーム芯)。
次はプレフィールのエマルジョンインク(Surari芯)。

ビクーニャ3色ペンのボディにスタイルフィット油性かSurariの芯を装着して使うのが一番好みに合うということになるか?ノック部分の色が黒と赤と青なのでそれに合わせてそれらしい色を。これが日常的に使うペン。

やってみたいのはビクーニャ3色ペンに太さの異なる3本の黒ボールペン(油性)を入れること。
メインはスタイルフィットの0.5ミリ。そして0.3ミリのプレフィール・Surari。そしてスタイルフィットの1ミリ。この3種を。
じつのとこ、個人用途ではほとんど黒しか使わないんで、これはけっこうよさそう。
プレフィール4色用ボディで同じことをして、もひとつの空きスロットに別の色を入れるのもいいかも。この場合、純正の芯を使うしかないので、1ミリの代わりに0.7ミリを、ということになるか。
こう考えると、プレフィールはけっこう気に入ったということになるかもしれません。

ふだんの仕事用にはプレフィールに純正のエマルジョンインク芯(Surari)をセットしたものが使いやすいと思った。で、仕事用手帖のペンホルダーにはこれをぶら下げておくことにした。

使う使わないは別として、クリップオンマルチ2000はつねに鞄に入れておこうということになりそうです。最終的にはこれ一本でいいかと。

砂漠ラクダノート(小)を使いはじめた [文具]

IMG_1445.jpg前に書いた「砂漠ラクダノート」いろいろ考えたけど小さい方は普通の手帖として使うことにしました。

とりあえずザクザク消しゴム削って日付と曜日を入れるフォームを捺しました。

測らず下書もなしにいきなり彫刻刀で彫りました。
適当な感じの方がラクダノートらしいかと思い。

あえて罫線は入れず隙間ができたら自由に使えるようにしときました。
これもラクダノート向きかと。

上の方に模様っぽいのがありますがそれにも用途は持たせています。

日付枠を入れているのは見開きにして13枚だけで、残りは白紙ですが、それはもう、なんにでも使いましょう。
つねに傍に置いといて、あることないこと書きましょう(ないことも書くのか?)。

大きい方はまだ使用法未定。
楽しみだ。

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砂漠ラクダノート [文具]

IMG_2490.jpg「トラベラーズノート」の仲間らしい「砂漠ラクダノート」の大きいのと小さいのを一冊ずつ買ってきた。
まあ、手帖です。
雰囲気的にはスケッチブックな感じ。

名前がいいですね。
シリーズにカンガルーやシロクマもいます。

まったくぼく好みなのだけど、まったく用途がないんだなあ、これが。

トラベラーズノート持ってるし、来年の手帳もいいのを見つけられなかったときの保険用ですでに無難な一冊は手に入れているし。
無駄遣いではあるのだ。

なんに使おうかなあとパラパラしながら眺めているのがいちばん楽しいのかもしれない。
そういう用途でも悪かない。

小さい方はポケットに入りそうなので仕事に使ってもいい。
カレンダー枠を木版画ででも作ってみるかな。
見開きの左予定で右フリーにするとか、日記半分の予定表にするとか。
そんなこんなをつらつら考えられるのがいい。
この手帖は想像力を刺激してくれるアイテムでもある。

大きい方はさらに困る。
詩でも書いてみようかしら。
そんなのは似合いそうだ。
あるいは、茶色いクラフト紙なのが生きそうな色鉛筆画でも書いてみるとか。

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トラベラーズノート [文具]

IMG_3369.jpg端的にいえば、トラベラーズノートはただ一枚の革にすぎない。

ちょっと厚めのしなやかな革。

これはまだ、その者のイメージする手帖のとっかかり。
手帖のかたちをした夢。
あるいはココロ。
これは永遠に、まだ存在していない手帖なのだ。

手帖たらしめているのは
「手帖」だと言われて売られているそのこと故だ。
手帖としてのリフィルが準備されているからだ。
手帖にならなくてもかまわないがせっかくなので手帖として考えはじめるだけなのだ。
そのときからイメージとしての手帖がはじまる。

トラベラーズノートは余白だけでできている手帖だといえる。
義務が存在しない。
とらわれるものがない。
ここちよい片隅があるだかだ。

トラベラーズノートではつねに選ぶことを強いられる。
リフィルを選ぶことでしだいに使うための手帖へと近寄っていくだろう。
しかし選ぶのはリフィルだけではない。
はさんでゆくものを選ばされるのだ。

なんでもはさめるのだからなんでもはさんでいるうちに色がでてくるだろう。
分厚くなりいつか「自分」がはさまれていることにきづくだろう。
もしかしたらやはり手帖ではないのかもしれない。

筆記具などの付属物もイメージするところの手帖に合ったものを探させられてしまう。
ちょっと楽しい放浪がはじまる。

とてもシンプルな構造だ。
だからこそ革の風合いが、心地よい手触りがつよく意識される。
高級感もあり、長持ちもし、いつしか愛着が湧き出てくるだろう。

シンプルだから改造する人も多いようだ。

トラベラーズノートはあなたの分身になっていく。
ココロのある手帖になっていく。
存在していない手帖を追っていくことによって。

タグ:文房具

アートとしての手帳 [文具]

片岡義男さんの「文房具を買いに」という本が文庫本になったので、今さらながらに読みはじめたのですが、その最初の方に誰だったかのモレスキンの、任意のページを開いて撮影したものが、それ自体アート、作品になっているというような表記があったと思います(昨晩読んだばかりの場所なのにもうウロ覚え)。
ぼくも手帳好きですが、そんな書き方をしたいものだなあと思います。
と、意識すること自体がもうダメダメなのかもしれませんが。
できる人は意識しなくともできるのでしょうねえ。

ぼくはトラベラーズノートを愛用していますが、モレスキン派の人の方がそうなりやすいのでしょうか?
いえいえ、もちろんトラベラーズノートの愛用者の「作品」もすばらしいものが多いです。
センスの問題ですね。
ここは意識してでも訓練していきたいもんです。
つねに美的に、と。
もちろん自分の美意識でいいですが、それにハマるように作っていくことを意識して。

そういえば戸來貴規さんという方の作品(日記)も一種の手帳かもしれません。
TVでちょっと見て以来あこがれてますが、真似はできそうにないです。

関連リンク

  ・モレスキン
  ・トラベラーズノート




片岡 義男
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-05-25

買った本。
ずっと単行本を買おうと思ってました。
マニアではないですが文房具好きなので。


この巻は喜舎場盛也さん、富塚純光さん、戸來貴規さんが取り上げられているそうです。

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